ブレーキエミッション計測

自動車の規制動向に精通したHORIBAが、ブレーキエミッション計測に必要な各種計測装置や手法を提供します。

ブレーキパッドとディスクローターの摩耗によって発生するブレーキエミッションには、微粒子が含まれています。この粒子は10μm以下、中でも2.5μmよりも小さいナノ粒子も多くあり、吸引すると人体に悪影響を及ぼすと考えられています。

欧州では、ブレーキエミッションの粒子計測プログラム（PMP）の非公式ワーキンググループが組織され、2つのタスクフォースでブレーキ摩耗微粒子のサンプリングと測定手順の共通化に取り組んでいるほか、カリフォルニア大気資源委員会（CARB）もまた、微粒子基準について継続的に調査を行っています。

HORIBAは、OEMやブレーキシステムのサプライヤーが将来の規制に備えるために、エミッション分析とブレーキテストの専門知識を活用したトータルソリューションを提供しています。堅牢でコンパクトな慣性式ブレーキ試験システムは、ブレーキシステムの性能、NVH、ブレーキエミッションの解析が可能です。

HORIBAのブレーキエミッション計測ソリューションは、粒子質量の測定や10nm～2.5μmの微粒子に対する固体粒子数計測、化学組成を分析するために元素分析も可能です。さらにSTARS Brake Test Automationソフトウェアは、試験のセットアップ、データの評価、カスタマイズ可能なレポートの作成をサポートします。