「京都ハンナリーズに1秒でもかかわる全ての人に夢と感動を!」をクラブ理念に掲げる京都ハンナリーズ。2023-2024シーズンの平均観客動員数は4,345人と、昨季の2,704人を大きく上回り、多くの人が京都ハンナリーズから夢と感動をもらっています。それは試合会場にも表れており、シーズン最終日の試合会場は、京都ハンナリーズブースターの熱気と割れんばかりの声援であふれかえっていました。
夢と感動を与えるのは試合を通してだけではありません。京都ハンナリーズは、ホームタウン「京都」のバスケットボールの普及・技術向上を目的とし、京都府下の小学校・中学校の部活動や、ミニバスケットボールチームなどを対象に「バスケットボールクリニック」を開催してバスケットボールの指導を行っています。
このバスケットボール指導の魅力は、B.LEAGUE(Bリーグ)で実際にプレーする選手に会ってほんまもんの指導を受けられることです。
「選手に会えたときの目の輝きが違います」と語るのは、バスケットボールクリニックや小中学生向けの京都ハンナリーズバスケットボールスクールで子どもたちに指導する秋山剛士コーチ。主に5月~6月のオフシーズンに選手を呼んで子どもたちとコミュニケーションをとってもらうことを大切にされています。
5月19日には、京都市立御池中学校にて、バスケットボール部の中学生40名を対象にバスケットボールクリニックが開催されました。京都ハンナリーズ所属の半澤凌太選手(23番・SF)と普段は京都ハンナリーズの選手を指導されている井堀 真緒アシスタントコーチが生徒たちに指導しました。※1
基本のドリブル練習からシュート練習、少し高度なスペーシング※2などの技術を学び、楽しくかつ真剣に取り組まれていました。
井堀コーチは、「普段の部活ではあまり取り組まないようなスペーシングという少し高度な技術に今回触れてもらいましたが、早いうちからこういったことを知っておくと後々活きてきます。難しいことや苦手なことにも逃げずに挑戦することが大切です。根気強く取り組める人が上手くなるし、チームとしても良くなっていきます」と生徒の皆さんにエールを送られました。
指導を受けた生徒の皆さんは「今回教えてもらったスペーシングの技術を試合に活かしていきたい」「めっちゃ楽しかった!」と話してくれました。
また、6月29日には京都市立祥豊小学校にて、ミニバスケットボールチーム「ドルフィンず」の小学生約60名のもとへ、2023-2024シーズンでキャプテンを務めた小西聖也選手(5番・PG/SG)と秋山コーチがかけつけました。
動物の真似をして体幹を鍛え、身体をほぐすアニマルウォークなどの基礎練習にはじまり、小西選手のお手本を見ながらドリブルとシュートを練習します。子どもたちから積極的に小西選手に話しかけて、小西選手はフレンドリーに子どもたちと接し、優しく丁寧に指導されていました。
練習の最後は小西選手との1on1対決! 小西選手は子どもだからって手を抜きません。真剣勝負です。低学年の子どもたちは同じ学年の子と一緒に力をあわせて、高学年の子どもたちは各学年の代表者1名が、それぞれ小西選手に立ち向かいます。周囲の応援にも熱が入り、全員で小西選手との真剣勝負を存分に楽しみました。
最後は小西選手とのサイン会と写真撮影。サイン会には長蛇の列ができ、子どもたちは憧れの選手にボールやバスケットシューズなどにサインをしてもらい笑顔があふれていました。
「小さいころ、プロの選手に出会い、憧れて自分もプロをめざした」という小西選手。その選手がまた、子どもたちに夢と感動を与えていました。
HORIBAも「未来ある世代に夢と感動を与えたい」というおもいに共感し、共に登ります!
これまでクリニックやスクールには20~30回程度参加しており、積極的に地域の子どもたちと触れ合うようにしています。小学校1年生からバスケットボールをはじめたのですが、とにかくバスケットボールが楽しく、大好きだったので、暇さえあればドリブルしたり、シュートの練習をしたりしていました。また、負けず嫌いな性格もあり、うまくなりたい一心で練習をしていました。でも何よりバスケットボールが大好きで楽しいという気持ちが上達させてくれたと思っています。
バスケットボールは展開が早く、シュートもたくさん入るので、初めて見る人も楽しく見てもらえるのではないかと思います。また、お客様とコートの距離が近く、試合の演出も魅力のひとつです。
ぜひ皆さんにバスケットボールの魅力を知っていただき、応援していただければと思います。また、子どもたちは、バスケットボールが楽しい、大好きという気持ちを大切に、将来京都ハンナリーズに来てくれるのを楽しみにしています。
試合とは異なり、クリニックやスクールは相手の立場で考えて伝えなければならない難しさがありますが、教えたことができるようになるととても嬉しいです。
近年、バスケットボールはワールドカップも開催され、サッカーや野球などのようにメジャーになってきました。プロをめざす人も増えてきているので、がんばってほしいです。
京都ハンナリーズは、10月5日(土)、6日(日)に2024-25シーズンのホーム開幕を迎え、「HORIBA presents OPENING GAME」として佐賀バルーナーズと対戦されます。
2024-25シーズンもHORIBAはプラチナパートナーとして、すべての人に夢と感動を与える京都ハンナリーズを応援していきます。
※1 半澤凌太選手と井堀 真緒アシスタントコーチは契約終了し、来シーズンより他チームでご活躍されます。
※2 スペーシング:スケットボールの戦術の一つで、オフェンス側のボールを持っていない4人の選手が自チームの有利になるポジションを取るための動きのこと