アプリケーション例
- 顔料や塗料材料、文房具用インクなど、有機溶媒に分散させた試料
- 医薬品や食品・染料など水に溶解しやすい、有機溶媒に分散させた試料
- 燃料・潤滑油など、オイル系溶媒に分散させた試料
溶媒として、水系と有機溶媒系の両方を用いるときにも、ミニフローユニットを使用することが非常に有効です。 溶媒の種類を切り替える際には、コンタミを避けるために十分に循環系の洗浄(リンス)を行う必要があります。 特に、水系から有機溶媒系に切りかえる際は、完全に残留する溶媒がなくなるようにするために、 多大な時間と大量の溶媒を使用します。
ミニフローユニットを用いれば、水系をLA-960V2付属の循環系で循環させて測定し、 有機溶媒系で測定する際はミニフローユニットの循環系を用いて循環させて測定することができます。 こうすることで、水系と有機溶媒系の循環系を全く別の流路としつつ、同じ光学系を用いて測定することができ、 洗浄時間の短縮や洗浄用溶媒の削減に加えて、溶媒の差異による粒子径の変化などの把握にも役立てることができます。 また、有機溶媒での測定をミニフローユニットを用いることで、測定に使用する溶媒量を減らすこともできます。