岐阜県
使用機器:自動血球計数装置 Yumizen H2500
測定項目:CBC+白血球5分類+網赤血球
地域の救急指定病院です。夜間休日も当直者が1人体制で検査をしています。
381床です。最近、新型コロナウイルス感染者用の病床に20床転用されました。
1人です。休暇の際には、1人バックアップしてくれます。
1日に250から300検体です。
基本的には機器による5分類で報告を行い、追加で目視依頼があるのは週に1-2検体です。
過去データを参照しながら、目視検査します。装置がフラグを付けた場合には、再検するかどうかを検討します。
17時からはYumizen H1500(健診用)のみで運用しております。自動立ち上げ機能を使用し、平日は毎朝6時30分にYumizen H2500が立ち上がるように設定しています。
処理能力が高くなったことです。7時から8時30分までに、日により違いますが、20人から80人の入院患者の検体を測定しなければなりません。Yumizen H2500に切り替えてから、8時には病棟からの検体を測定終了しているので、8時30分までの30分間で再検ができるようになり、余裕ができました。外来患者の検体が8時から届くので、それまでに入院患者の検体の測定が終了するようになり助かっています。以前のPentra XL80の時は、8時30分前にぎりぎり測定が終了していました。
メンテナンス性が向上しました。(2000年に導入した)Pentra XL80使用時は頻繁に特殊洗浄をしていましたが、回数が減少しました。また、やり方も簡単になりましたので、ストレスがなくなり、装置に対する信頼性が向上しました。他にも、試薬交換の時期が、緑色、オレンジ色、赤色で段階的に知らせてくれるので、わかりやすくなり、試薬残量がぎりぎりまで使用可能となりました。また精度管理の画面が項目毎で出て来るようになり、規定値を外れた項目名が赤くなるのでわかりやすくなりました。その他、(ラック満杯エラーなど)何らかの理由で装置が止まった時も装置画面上の復帰ボタンを押すだけで簡単に復帰できるのが良いです。
手術用の自己血液を採血する際に、造血剤投与前後で網赤血球を測定しています。以前のPentra XL80は網赤血球が測定できなかったので、目視標本で検査していました。多くの検体を目視検査できないので、透析患者の検体は測定していませんでした。Yumizen H2500で、網赤血球が全自動で測定可能となりましたので、目視から全て切り替え、透析患者の検体も測定しています。腎臓内科の先生には院内で測定できるようになり喜んでいただいています。
血小板が低値の場合が多いですが、週2-3検体ほど自動再検機能を使用して、PLToを測定しています。
装置が故障した際に、すぐに来てくれるところです。いつものサービス担当者が来れない場合でも、他のサービスマンが代わりに来てくれるので安心できます。
施設名 : 朝日大学病院
診療科 : 消化器内科、腎臓内科、外科、整形外科など21診療科
センター: 総合健診センター、脳卒中センターなど6センター