広域大気汚染の発生源解析

鉛(Pb)とZn(亜鉛)の元素比を用いた広域大気汚染の発生源解析をご紹介
環境省が定めるばい煙の排出規制において、事業者はその事業活動に伴うばい煙の大気中への排出の状況を把握・記録するとともに、当該排出を抑制する必要な処置を講じなければならないとされています。
対象となるばい煙発生施設の一つとされる金属精錬施設※から排出されるばい煙には、原材料に由来する重金属元素等の有害物質が含まれます。効果的な対策をするため、排出された有害物質と工場設備の稼働状況の関連性を見ていく必要があります。
※ 一定規模以上
サンプリング
前処理
ICP-MSによる分析
PM2.5の質量濃度と含有元素の成分分析を同時連続で計測可能
PM2.5自動成分分析装置 PX-375
データマネジメントシステム "Eco-Web"
大気汚染常時監視局※(AQMS)
※大気汚染常時監視局とは風向風速を含む気象データや大気中の二酸化硫黄・粒子状物質・窒素酸化物・一酸化炭素・オゾンなどの濃度を年間通して連続計測できる自動計測システムが設置されている施設です。
移動監視局
PM2.5自動成分分析装置
微量濃度ガス分析計