代替燃料を用いた工業炉・バーナーの研究開発に

代替燃料を用いた工業炉・バーナーの研究開発に 
~未燃/生成ガスの排出挙動を正確に把握~

カーボンニュートラルに向けて、ボイラーやエンジンなどの発電に用いられる燃焼設備の他、加熱炉をはじめとした工業炉などの小型燃焼設備においても、既存の燃料からアンモニア(NH3)や水素(H2)へ転換することが求められています。しかしながら、アンモニアや水素などの燃料を用いる燃焼器は、既存の燃料に比べ、失火防止、燃焼効率改善、バーナーの振動などの課題があります。そのため、これらの要因と考えられているバーナーの着火時・失火時の燃焼状態に対する研究開発が取り組まれています。

代替燃料の燃焼に関する実験や研究の中で、このようなお困りごとはありませんか?

  • どのように燃料が燃えているのか、燃焼状態をリアルタイムで把握したい
     
  • 燃焼ガスの成分分析により、定常時/非定常時の燃焼状態の差異を解析したい
    - 未燃/生成NH3の排出
    (失火・低空気比などの非定常燃焼時の燃焼状態把握、健康被害、工業炉・バーナーの劣化対策)
    - 未燃H2の排出(失火・低空気比などの非定常燃焼時の燃焼状態把握、爆発対策)
    - 生成N2Oの排出(GHG低減対策)
    - 生成NOxの排出(健康被害、大気汚染対策)

HORIBAソリューション

~非定常燃焼の様子を正確にとらえ、リアルタイムで燃焼状態を把握~

HORIBAは、燃焼変化を瞬時に(高速応答)・ターゲット成分のみを正確に(低干渉)・ワイドレンジで高精度に捉える窒素化合物計・水素計を提供し、工業炉・バーナーの研究開発をサポートします。

HORIBAソリューション

工業炉・バーナー代替燃料燃焼の研究開発向け計測ソリューション

工業炉・バーナー代替燃料燃焼の研究開発向け計測ソリューション

① レーザ吸光法排ガス測定装置 MEXA-ONE IRLAM

独自に開発した次世代赤外ガス分析技術IRLAM™を採用し、窒素化合物ガス4成分(NO、NO2、N2O、NH3)を高精度、低干渉、ワイドレンジで測定します。

 

レーザ吸光法排ガス測定装置 MEXA-ONE IRLAM

② 水素ガス測定装置 HyEVO

高濃度水分を含むガスでも除湿せずに水素を測定できる装置です。除湿後の換算による誤差を排除し、高精度な水素測定を実現します。
また、高速応答を実現し、過渡的な濃度変化にも追従します。

 

水素ガス測定装置 HyEVO

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