シロキサン類は潤滑性、撥水性、電気絶縁性が高いなど、いくつもの優れた特性があります。
その優れた特性から、シャンプー・リンスなどのパーソナルケア製品や電気・機械製品の内部で使用されるシリコーン製のゴムやオイル、接着剤などさまざまなものに含まれています。
優れた特性を持つシロキサンですが、バイオガス活用時には問題を引き起こす場合があります。
例えば、地球温暖化対策のひとつとして有効利用が期待されているバイオガス発電では、下水汚泥を資源としています。
そのため、生活排水からのシャンプーやリンスなどの影響でシロキサンが含まれることが多く、ガスエンジン内の燃焼でシリカとして堆積し、ガスエンジン部品の早期摩耗や損傷につながることがあります。
HORIBAの分析装置は、シロキサンを高精度に連続監視し、ガスエンジンのダメージ防止に貢献します。
下水処理施設の管理担当者やプラントメーカの声
「シロキサン分析装置」で解決!
シロキサン分析計の特長
下水処理場におけるバイオガス発電設備でのシロキサン濃度監視
シロキサンがガスエンジン内に付着することで起こりうる、ガスエンジンのダメージを防止するためにシロキサン除去装置が設置されていますが、きちんと除去されているかシロキサン分析装置で常時監視します。
またガスエンジンの燃料品質管理としてメタン(CH4)、二酸化炭素(CO2)の同時計測も可能です。
シロキサン分析装置