- 錠剤中の粒子径、混合均一性、厚み、水分、測定方向による影響を受けにくいため、再現性良く試料全体の成分比率が測定可能
- 数十秒で測定可能 ・消耗品や溶媒が不要
- HPLCといった湿式化学分析法とも相関があり、かつ非破壊で測定が可能
- 結晶多形(polymorph)解析可能
ラマン分光法とその他定量試験法の比較
| ラマン分光法 | 近赤外吸収法 | HPLC |
試料ダメージ | ○(なし) | ○(なし) | ×(あり) |
測定時間 | ○(数秒~数十秒) | △(数分) | ×(数分~数時間) |
定量精度 | ○ | △ | ◎ |
試料形状・容器の影響 | ○ | × | ○ |
薬局方への記載 | JP17 第二追補収載 (2019.6.28) アメリカ薬局方(USP) ヨーロッパ薬局方(EP) | 日本薬局方(JP) アメリカ薬局方(USP) ヨーロッパ薬局方(EP) | 日本薬局方(JP) アメリカ薬局方(USP) ヨーロッパ薬局方(EP) |
自動測定から、多変量解析まで、使いやすいインターフェース
アプリケーション
錠剤の品質管理(薬理活性物質の定量分析)
多変量解析(部分的最小二乗回帰:PLS)による回帰分析結果
複雑な組成の試料でも各成分濃度を算出することができ、またそれぞれのスペクトルを取得しているため、定量分析以外の解析にも活用できます。
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