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燃料電池の正極触媒インクの粒子径測定
電極触媒インクの粒子径は触媒の表面積や空孔率を左右し、触媒の効率や剥離性、ガスの拡散性に影響を与えます。そのため、目的に応じた触媒インクの粒子径分布を設計・製造することが重要になります。
しかし、実際の触媒インクはスラリー状態であり、粒子径分布を測定するためには分散媒で希釈し、実際と異なる濃度で分析せざるを得ず、実際の状態での粒子分布の取得が困難でした。そこで、電極に塗布する前に、Partica LA-960V2 の高濃度セルユニットを用いて、原液状態で触媒インクの粒子径分布測定を行った事例を紹介します。
本アプリケーションノートでは、Partica LA-960V2 の高濃度セルユニットを用いて、原液状態で触媒インクの粒子径分布測定を行った事例を紹介します。
【粒度分布】レーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置 LA-960シリーズ
原液(希釈なし)または原液に近い状態で測定できます。