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SiC中の遊離炭素量分析
SiC中に含まれる遊離炭素は、焼結体製品の強度などに悪影響を及ぼすことが知られています。本アプリケーションでは、複数種の炭素を含む材料において、遊離炭素のみを定量した事例を紹介します。
SiCはその耐熱性・硬度から、研磨剤・耐火物などに活用されています。その中に含有する遊離炭素は焼結体製品の強度などに悪影響を及ぼすことが知られており、その定量分析が求められています。従来フッ酸を使用して分析していましたが、危険かつ3日以上必要でした。本アプリケーションでは、炭素・硫黄分析装置EMIA-Stepを用いて、有機系炭素、遊離炭素、無機系炭素を含む複合材料を400℃、600℃、900℃の3段階の温度で分析し、各温度ごとに発生する炭素の定量分析を行った事例を紹介します。
炭素・硫黄分析装置(管状電気抵抗加熱炉方式)