FTX-ONE-CL 希釈排ガス測定タイプ

FTIR法排ガス測定装置

エンジン希釈排ガス中の窒素化合物やアルデヒド、アルコールなど最大28成分を、連続かつ高速で測定。

高速応答・世界最小クラス^※1のエンジン排ガス用多成分連続測定装置

フーリエ変換赤外分光(FTIR)法と多変量解析の手法を組み合わせ、エンジン希釈排ガス中に含まれる最大28成分の濃度を連続かつ高速で測定する5Hz仕様。

アプリケーション例

最新規制

米国EPA最新規制対応の計測^※2： LDV Tier 3規制のN2O認証・NMOG認証（NMOGはNG車のみ）、定置エンジンVOC規制のNMNEHC^※3認証（NGエンジンのみ）が可能。
GTR No.15準拠の計測^※2：GTR No.15（LDV 排出ガス試験の世界統一技術規則）に記載されているHCHO・C₂H₅OH・N₂Oなどの計測法に対応。
Euro 7を見据えたエンジン・自動車開発^※2：EUのLDV 次期規制を見据えた研究開発用途に（HCHO・C₂H₅OH・N₂Oなどの計測）
適合法規の詳細はこちら

高精度計測による希釈測定・質量算出
定容量希釈サンプリング装置や、テストオートメーションシステムとの組み合わせ評価により質量算出が可能。
小流量
バッグラインのサンプリング流量を最小限にとどめ、既存システムにも容易に組み込み可能に。
コンパクト設計
設置面積・重量が約1/2^※4のコンパクト設計、ラボ内のレイアウト自由度・メンテナンス性が向上。

製品概要

	FTX-ONE-CL
測定対象	内燃機関からの排ガス（希釈排ガス測定）
測定成分^※5	最大28成分
測定成分セット^※6	標準セット（ガソリン・ディーゼル・エタノール） CNGセット
測定原理	フーリエ変換赤外分光（FTIR）法
サンプルライン温度	113 °C ± 3 °C
サンプルガス流量	連続測定ライン：約 3.5 L/min バッグライン：約 1.0 L/min
設置環境	温度 5 〜 40 ℃、湿度 80%以下 (相対湿度)
電源容量^※7	電源投入直後：約 2.8 kVA　安定時：約 2.2 kVA
外形寸法^※8	438(W) × 765(D) × 950(H) mm
質量^※8	約 160 kg

測定成分・レンジ^※9

測定成分	標準
一酸化炭素 CO	0-100ppm 0-500ppm 0-2500ppm 0-1 vol% 0-5 vol%
二酸化炭素 CO₂	0-5000ppm 0-2 vol% 0-10 vol%
一酸化窒素 NO	0-100ppm 0-500ppm 0-2500ppm
二酸化窒素 NO₂	0-100ppm
亜酸化窒素 N₂O	0-20ppm 0-100ppm
水 H₂O	0-15 vol%
アンモニア NH₃	0-100ppm 0-500ppm
二酸化硫黄 SO₂	0-100ppm
ホルムアルデヒド HCHO^※10	0-50ppm
蟻酸 HCOOH	0-50ppm
メタノール CH₃OH	0-100ppm
エタノール C₂H₅OH	0-50ppm 0-100ppm
アセトアルデヒド　CH₃CHO	0-50ppm
メタン　CH₄	0-250ppm
エチレン C₂H₄	0-100ppm
エタン C₂H₆	0-100ppm
プロピレン C₃H₆	0-100ppm
1,3-ブタジエン 1,3-C₄H₆	0-100ppm
イソブチレン iso-C₄H₈	0-100ppm
ベンゼン C₆H₆	0-250ppm
トルエン C₇H₈	0-250ppm
NOx / HC sum	加算値

製品概要

詳しい製品概要は、カタログをダウンロードの上ご覧ください。

※1：2018年5月当社調べ
※2：詳しくはお問い合わせください
※3：NMNEHCは、非メタン非エタン炭化水素の略称です
※4：フットプリントのサイズにて
※5：下記の表からご注文時に選択
※6：標準的な成分とレンジの組み合わせ、ご注文時に指定
※7：加熱フィルタ、加熱導入管(CS/CL：15 m、RS：12 m)、THC・O₂計(RSのみ) を使用した場合
※8：突起物を除く
※9：メタノール・エタノール・アセトアルデヒド・MTBE・DME・アセトン・酢酸の追加、多成分への入れ替え、変更等別途ご相談ください。
※10：参考成分