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近年、プラスチックが環境中で微細化したマイクロプラスチックによる環境汚染が注目を集めています。市街地からの流入や海洋への直接の投棄によるプラスチックごみは、物理的な破壊や紫外線などで劣化し微小化していきます。一般的に5mm以下のプラスチックの微小片や微粒子がマイクロプラスチック(Microplastics: MPs)と呼ばれています。MPsの環境中への流出を減少させるために、MPsの組成や劣化メカニズムの解明、どこにどのくらい存在しているのかといった調査が進められています。
また、MPsによる海洋汚染は環境問題教育として学校の授業で取り上げられる機会が増えてきています。より生徒が自分ごととして理解することを目的とし、近隣の浜辺から採取した砂に含まれるMPsを可視化できる簡易教育用キットを開発しました。
染色液により砂中のMPsを染色し、光を照射して観察することができます。
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寸法
縦230×横170×高さ80(㎜)
※2020年11月 特許出願
Step1 河川や砂浜の砂を採取
Step2 砂の染色
①砂1gを染色液※1で染色し、乾燥させる。
②エタノールで洗浄後乾燥させる(2回以上繰り返す)
③スライドガラスに染色した砂を貼り付けてプレパラートを作成する。
※1 染色液には、富士フイルム和光純薬株式会社製ナイルレッドをトルエンに溶解した混合液を含む。
Step3 ぷらウォッチとタブレットを用いた観察
①作成したプレパラートをぷらウォッチに入れる。
②光を照射して染色したプラスチックを発光させる。
③タブレットもしくはスマートフォンのカメラ機能を使って撮影する。
スマートフォンを プレパラート写真 染色後プレパラート写真
セットした状態
2022年4月14日 記
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