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〈カタログ〉自動全有機体炭素測定装置 TOCADERO ONE
自動全有機体炭素測定装置(オンラインTOC計)
分析技術で世界の水質を守るHORIBAのオンライン水質分析計ラインアップとして、精度と信頼性にこだわった全有機体炭素分析装置を製品化しました。
水質のオンラインモニタリングは、排水管理の効率改善に貢献します。
幅広い計測ニーズやその厳しい環境に応えるために、拡張性の高いハードウェア、操作性の高いソフトウェアを搭載しています。
※
※はオプション機能です。
1200℃燃焼酸化方式
● 触媒不要
● 高い酸化分解力で0~20000 mg/L Cまで高濃度サンプルにも対応。
(但し、測定環境やサンプルの種類等によって異なります。)
● 幅広いアプリケーションに対応
● 高濃度・高塩分含有サンプルでも燃焼炉の閉塞が起こりにくい
高速処理を実現
【全炭素(TC):最短1分、不揮発性有機炭素(NPOC):最短 3 分】
※設置条件、試料水条件、設定条件による
継続して安定した測定ができます
各センサが装置状態のモニタリングをすることによりCBM(Condition Based Maintenance)へアプローチします。
※設置条件、試料水条件、設定条件による
メモリ(残渣)影響の軽減
残渣影響軽減の機能や純水による自動洗浄機能により、流路切替時や濃度変動時に応答よく対応できます。
※設置条件、試料水条件、設定条件による
一般仕様 *1 | 装置名称 | 自動全有機体炭素測定装置 | |
装置形式 | T1 | ||
寸法 | 800 H×600 W×354 D ㎜ | ||
質量 | 約62kg(オプション除く) | ||
電源 | AC110V~230 V±10V 50/60 Hz | ||
消費電力 | 約800 VA | ||
測定項目 | 【標準】 全炭素(TC) 不揮発性有機物(NPOC) 【オプション】 化学的酸素要求量(COD) ※CODはNPOCからの換算 | ||
測定レンジ | (Standard Low) :0~200 mg/L C ( S t a n d a r d H i g h ) :0~1000 mg/L C ( L o w R a n g e ) :0~10 mg/L C ( H i g h R a n g e ) :0~20000 mg/L C ( W i d e R a n g e ) :0~200 mg/L C & 200~20000 mg/L C ※測定対象、目的に応じていずれかを選択 ※20000 mg/L C を超える濃度は別途相談、オプションで希釈機能あり ※2 点計の場合、複数レンジ選択不可 | ||
繰り返し性 | 各レンジフルスケールの±2%以内 ※弊社検査環境・条件において標準液測定時 | ||
測定周期 | 全炭素 (TC): 最短1 分 不揮発性有機炭素 (NPOC): 最短3 分 ※設置条件、試料水条件、設定条件による | ||
測定原理 | 1200℃燃焼酸化方式 (無触媒) - 非分散赤外線吸収法 (NDIR) | ||
測定点数 | 1 点 (標準)、2 点 (オプション) | ||
洗浄機能 | 純水による配管・燃焼炉洗浄 | ||
自己診断機能 | 標準液測定による自己診断 | ||
設置条件 | 周囲環境温度 | 2~40℃ | |
周囲湿度 | 相対湿度85%以下(結露しないこと) | ||
保護等級 | IP54 | ||
設置方法 | 壁掛け方式 ※オプションで専用架台あり | ||
周囲環境 | ・屋内設置型 ・振動、衝撃の少ない壁が垂直なところ ・雰囲気中にダスト、ミスト、腐食性ガスなどを含まないこと ・大気圧下 ・直射日光の当たらないところ ・換気の良いところ | ||
測定条件 | 試料水条件*2*3*4 | 温度 :2~60℃(凍結しないこと) 状態 :試料水は次測定までに置換されること 流量 :0.5~5 L/min(OF-3 使用の場合)、5~20 L/min(OF-30 使用の場合) 0.1 L/min 以上(スマートサンプリングシステム使用の場合) 供給圧力 :10〜20 kPa(サンプル配管に直接圧力がかかる場合) 採水点 :本体からの配管長2 m 以内 | |
エアー供給条件 *5*6 | CO2 フリー(< 3ppm)のキャリアガス 供給圧力 :100~200 kPa±10 kPa | ||
入出力仕様*7 | アナログ出力 | 点数 | 6点 |
種類 | DC 0~20 mA / DC 4~20 mA (ライブゼロ機能使用時) | ||
内容 | 濃度出力 ※各ポートごとに任意のサンプルライン、測定方法を設定可能 | ||
負荷抵抗 | 750Ω以下 | ||
接点出力 | 点数 | 4点 | |
形態 | 無電圧c接点出力 | ||
種類 | 絶縁出力 | ||
接点容量 | AC 250 V 3 A / DC 24 V 2 A | ||
内容 | 各種警報、装置状態など任意の出力内容を条件設定可能 | ||
接点入力 | 点数 | 4点 | |
形態 | 有電圧接点入力 | ||
判定基準 | 0 レベル:DC 0-5 V 1 レベル:DC 18-30 V ※DC 24 V 推奨 | ||
種類 | 絶縁入力 | ||
内容 | 測定開始(L1)、測定開始(L2)、自己診断開始、割り込み禁止 | ||
装置機能 | 表示 | タッチパネル付液晶(カラー) | |
メモリ機能 | 画像保存(タッチパネルのスクリーンショット) 測定履歴、校正履歴、システム履歴、警報履歴 ※USB接続により外部メモリへ取り出し可能 | ||
外部連携機能 *8 | 遠隔操作 | ||
通信規格 | Ethernet、Modbus、OPC UA | ||
試薬*9 | 不揮発性有機物 (NPOC)用 | 塩酸3 % ※取説記載の手順によりお客様にて濃度変更判断可能 | |
標準液 | フタル酸水素カリウム | ||
*1 本製品は、外国為替及び外国貿易法上のリスト規制に該当する貨物です。 海外へ輸出する際は、輸出者による経済産業大臣への許可申請が必要です。 *2 海水や塩を含む試料の場合は、メンテナンス周期が低下する可能性があります。詳細は弊社へ別途お問い合わせください。 *3 流量はオプションの【オーバーフロー槽】、【スマートサンプリングシステム】を選択時のみの仕様となります。 *4 オプションの【スマートサンプリングシステム】使用時は、システム内部が試料水で満たされている必要があります。 *5 オプションの【エアーBOX】により自給式でCO2 フリーのキャリアガスが供給可能です。 通信BOX を使用しない場合は、DC 24 V の外部電源が必要です。 *6 オプションの【CO2 除去装置(AC 100~240 V)】もしくは【CO2 アブソーバー】設置により計装エアーが使用可能となります。 *7 オプションの【通信BOX】を選択時のみの仕様となります。 *8 外部通信機器が必要です。詳細は弊社へ別途お問い合わせください。 *9 お客様にてご用意ください。 |