通常は、試料を2次元的にスライスしたZスタックを取得し、得られた3次元XYZボリュームの各ピクセルに対応する完全なラマンスペクトルを取得します。
LabSpec 6の先進的3D Surface and Volume Display(3D表面・ボリューム表示)モジュールでは、このようなボリュームデータを完全に内容把握することができます。調整可能な照明機能を使用して、ボリューム内で個別の機能にハイライトや影をつけることもできます。「フライト」モードでは、ボリューム内部からを含め、全角度・方向からのビューも可能です。
ポリマーマトリクス内の拡張ポリマービーズの3D ボリューム表示。 イメージではビーズ、マトリクス、 浸漬オイルを表示。
[データご提供元: Neil Everall, Intertek Wilton, UK]
さらに、3D Surface and Volume Displayモジュール(3D表面・ボリューム表示モジュール) では、二次元表面イメージのフル3D描画が可能です。この機能は、多層構造のラマン化学情報を伴ったAFMトポグラフィイメージの表示に最適です。
ユーザー様はイメージの回転、拡大縮小、調整可能な照明などを完全に制御できます。「フライトモード」のオプションでは、イメージをどの角度・方向からも見ることができます。
ポリシリコン構造のフル3D表面イメージ。シリコンの合計強度(表面)を、 ポリシリコン、 結晶シリコン、ナノ結晶シリコンの分布で図示している。
地質学的含有物質の3Dボリューム表示。ガス相、水溶液相の二酸化炭素(CO2)の配置をquartz matrixで示した。マトリクスは示していない。