アクアリウム管理において、まずは水質の変化を知ることが大切です。LAQUAtwinシリーズなら、人工海水を数滴センサー部分に落とすだけで、ミネラル成分であるカルシウム、ナトリウムやカリウム、酸性やアルカリ性の指標であるpH、海水塩分濃度のチェックとして電気伝導率(EC: Electrical Conductivity)を速く、正確に測定することができ、ミネラル成分の添加のめやすにすることができます。
海水塩分の測定方法について紹介します。
[測定方法]
*換算法: UNESCO Practical Salinity Scale of 1978
電気伝導率(EC) | 電気伝導率(EC) |
---|---|
45 mS/cm | 29.1 PPT |
46 mS/cm | 29.8 PPT |
47 mS/cm | 30.5 PPT |
48 mS/cm | 31.3 PPT |
49 mS/cm | 32.0 PPT |
50 mS/cm | 32.7 PPT |
51 mS/cm | 33.5 PPT |
52 mS/cm | 34.2 PPT |
53 mS/cm | 35.0 PPT |
54 mS/cm | 35.7 PPT |
55 mS/cm | 36.4 PPT |
LAQUAtwin 導電率計, Ca2+, Na+, K+ およびpHを用いた人工海水の測定方法と結果をご紹介します。
[測定方法]
それぞれのセンサ部分に人工海水を数滴落とし測定し、導電率, Ca2+, Na+, K+ およびpH測定値を示します。
LAQUAtwin なら人工海水の導電率, Ca2+, Na+, K+ およびpHの値が、サンプルの成分表示量に対して誤差±10 %の範囲内で測定できます。
※ 海水や人工海水には硝酸イオン計の妨害イオンである塩化物イオンが20,000 ppm程度存在するため、500 ppm以下の硝酸イオンは測定できません。
測定項目 | 人工海水成分表示量 | LAQUAtwin 測定値 | 成分表示量に対する 測定値の誤差* |
---|---|---|---|
電気伝導率(EC) | ――― | 49 mS/cm | ――― |
Ca2+ | 416 ppm | 380 ppm | ± 10 %以内 |
Na+ | 9651 ppm | 9800 ppm | ± 10 %以内 |
K+ | 366 ppm | 400 ppm | ± 10 %以内 |
pH | pH 8.1~8.2 | pH 8.0 | ± 10 %以内 |
* 極端に汚れたサンプルにおいては誤差が大きくなる可能性があります。
株式会社ビーボックスアクアリウム様は、埼玉県八潮市、千葉県松戸市に店舗を構えるアクアリウム用品専門店です。海水での熱帯魚や珊瑚の飼育を目指すユーザ様に、水槽中の水質管理にLAQUAtwinをお勧めいただいています。ご担当の方にお寄せいただいたコメントをご紹介します。
「熱帯魚や珊瑚の飼育には、水質を知ることが成功への近道です。
天然の海水中にはさまざまな成分が含まれ、その一つ一つが飼育物の成長や色揚げに影響しています。
水質の基準となるpH値や塩分濃度、骨格を形成するためのカルシウム、一定数値が必要なカリウムなど水槽水の各数値を把握し、調整することで健全な成長を楽しむことができます。
コンパクトで簡単に、数値で正確に水質をチェックできるLAQUAtwinは本格派のお客様にも大変好評です。」
貴重なお話、誠にありがとうございました!
株式会社 ビーボックスアクアリウム
所在地:埼玉県八潮市中央4-7-3(埼玉・八潮店)
ホームページ: http://www.b-boxaquarium.com