当社からは下記4種類の導電率値の標準液をご用意しておりますので、測定するサンプルの導電率値に近いものをお選びください。
また、電極に汚れなどが付着していた場合、コンタミ影響により標準液の値が変化する恐れがございますので、繰り返し使用したり、一度使用した標準液を元のボトルに戻さないでください。
製薬業界様向け(第十七改正日本薬局方第二追補用)
※検査成績書標準付属 トレーサビリティ体系図、取扱説明書はWebよりダウンロード可能です。
トレーサビリティ体系は産業技術総合研究所(NMIJ)に紐付きます。
この標準液を用いてのセル定数の再測定の詳細は、標準液付属の取扱説明書を参照してください。
電気伝導率測定用の塩化カリウムをめのう乳鉢で粉末にし、500℃で4時間加熱し、デジケーター中で放冷します。この塩化カリウムを下表の秤量値にしたがって秤量し、ビーカーで溶解した後、次の方法で調製します。
セル定数 | 該当セル | KCl | KCl | 液温 | 導電率値 | 導電率値 |
---|---|---|---|---|---|---|
10(cm-1) | 3553-10D | 0.1mol/L | 7.4365g | 0℃ | 713 mS/m | 7.13 mS/cm |
1(cm-1) | 3552-10D | 0.01mol/L | 0.7440g | 0℃ | 77.4 mS/m | 0.774 mS/cm |
0.1(cm-1) | 3551-10D | 0.001mol/L | ― | 25℃ | 14.7 mS/m | 147 μS/cm |
JIS K 0102(表13.2)です。当社はこれに準じてセル定数の検定を実施しております。
ポリエチレンまたは硬質ガラス瓶に密閉して保存してください。ただし測定精度上、長期保存は避けてください。
標準液は厳しい精度を要します。一度ご使用になった標準液は再度使用しないでください。
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