コンパクト水質計LAQUAtwinシリーズは、いつでもどこでも手軽に測定できる製品です。
今回はLAQUAtwinシリーズの中でも特に多くのお客様にご使用いただけている pHメータの使い方を5つのポイントにまとめてご紹介します。
#洗浄 #メンテナンス #エラー #校正 #pH #測定モード
1点目の校正が終わったら、センサを水ですすぎ洗いし、やさしくティッシュペーパーなどで拭き取ります。
平面センサのガラス応答膜(平面センサ真ん中の大きな丸い部分)は非常に薄いため、ガラスを強く押してしまうと割れてしまう恐れがあります。
ガラスが割れてしまうと、どのような液でもpH7付近しか示しません。
そのため、洗浄時はガラス部分に強い力が加わらないようにご注意ください。
水滴を拭き取るときは、ガラスが割れないようにティッシュペーパーなどで這わせるだけでも問題ありません。
pH7の標準液の校正が終わりましたら、続いてpH4の標準液で校正します。
手順はpH7の校正と同様です。
pH4の標準液を平面センサにのせてCALスイッチを押します。
画面のCALと☺マークが点滅し、校正が終わると、測定モードに切り替わります。
校正の次は測定をします。
測定モードにはオートスタビリティモードとオートホールドモードの2つがあります。
初期設定のオートスタビリティモードでは、測定サンプルをセンサに滴下して、☺マークが点灯した時の測定値を読み取ります。
何もしなくても本体が自動で測定値を教えてくれるモードとなります。
オートホールドモードはMEASスイッチを使います。
先ほどの校正作業と同様に、測定サンプルをセンサに滴下して1分程度待ちます。
1分程度経ってからMEASスイッチを押してください。
MEASスイッチを押すと測定が開始されます。
画面のMEASと☺マークが点灯した時の測定値を読み取ってください。
安定に時間がかかる測定サンプルなどは、オートホールドモードを使用することをおすすめします。
(1) 校正データの初期化
校正でエラーが出たときに、校正データの初期化を行ってください。
電源がOFFの状態でCALとON/OFFスイッチを同時に3秒以上長押しします。
液晶画面が全点灯したら指を離してください。
ソフトのバージョンが表示され、Initの文字とCALと☺マークが点灯します。
この状態でCALスイッチを1秒押します。
画面にEndと出て、自動的に電源がOFF になります。
これで校正データの初期化は完了です。
(2) 工場出荷時の設定へ戻す
工場出荷時の設定へ戻すと、設定や校正履歴がリセットされます。
電源がOFFの状態でMEASとCALとON/OFFスイッチを同時に3秒以上長押しします。
液晶画面が全点灯したら指を離してください。
ソフトのバージョンが表示され、Initの文字と☺マークが点灯します。
この状態でCALスイッチを1秒押します。
画面にEndと出て、自動的に電源がOFF になります。
これで工場出荷時の設定に戻ります。